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Microsoftを装った詐欺メール

  • 執筆者の写真: 岡﨑俊彦
    岡﨑俊彦
  • 5月9日
  • 読了時間: 2分

今朝、MicrosoftからのINVOICE(請求書)が届きました。ご丁寧に、添付ファイルで請求書の文書まで付いています。Microsoft 365の料金ということのようですが…明らかに詐欺。

不審な点・詐欺の根拠

  • 金額が異常に高い Microsoft Defender for Office 365 (Plan 1) Facultyの正規価格は、法人・教育機関向けでも年間2,100円程度(約14~15ドル)です。メール記載の「$689.90」は、正規価格と大きく乖離しています。

  • 不自然な連絡方法 「Microsoft Billing help desk」として米国のフリーダイヤル((888) 461-0040)への電話を促していますが、Microsoft公式のサポートは通常、公式サイトや管理センター経由です。電話番号での直接対応を強調するのは詐欺メールの典型的な手口です。

  • 「24時間以内に連絡しないと…」という急かし文言 短期間での対応を強要し、不安を煽るのも詐欺メールの特徴です。

  • 請求書の確認を促すリンクやボタン 「View Invoice」などのボタンやリンクをクリックさせ、偽サイトへ誘導しようとするのはフィッシング詐欺の典型です。

  • 宛名が「Dear Valued Customer」 Microsoft公式の請求メールは、契約者名や組織名など個別情報が記載されます。汎用的な呼びかけは詐欺メールでよく使われます。

  • 「Microsoft Suscription」などスペルミス 正規の請求書でスペルミスはほぼありません。

  • 「View Invoice」のリンク先 「View Invoice」というバナーにマウスを合わせると、リンク先はマイクロソフトのドメイン(microsoft.com)ではありません。正規の請求書でスペルミスはほぼありません。in.xero.com という全く無関係のサイトに誘導されます。おそらく、そこでユーザー名とパスワードの入力を促されます。

  • 「No Tax 0%」の表記 消費税10%が加算されていません。消費税が0%になっています。


 というわけで、だまされないようにご注意ください。「Microsoft」と表記されているからと言って慌ててリンクをクリックしたり、添付ファイルをダウンロードしたりしないように。




 
 
 

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​IT系記事・書籍執筆、マニュアル執筆、リライト

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